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恥ずかしい失敗

一昨日の朝『罪と罰』第九話の原稿を描き終わりました。

仕事の最終日はいつもバタバタで、
今回もバイク便が原稿を引き上げに来るまで残り数時間というところで、ようやくトビラ絵の作画に着手。
アシスタント任せに出来ない大きい仕事がついつい後に残ってしまうのは、段取り上仕方ないとは言え、あまり誉められたことでもありません。
今回のトビラ絵は普段とはタッチを変えて、ちょっと絵画っぽく見えるようにしてみました。鉛筆画をコピーしてそれにトーンを貼って仕上げるという古典的な手法です。
大急ぎで鉛筆での工程を終わらせコンビニへダッシュ。
試し刷りを含めて10枚ほどコピーを取った後とんぼ返りして、一気に残りの作業を片付けます。
全部の作業が終了したのはバイク便が来る10分前。
どうにか今回も無事に原稿を渡すことが出来ました。
その後、朝の九時から夜の九時まで一度も目覚めず爆睡です。

夜に一度起きて晩ご飯を食べ、ちょっと録画したビデオを見てからまた爆睡。
一夜明けてようやくシャンとして、担当さんが打ち合わせに来る前に部屋の整理を……
というところでようやく気が付きました。

鉛筆で描いたトビラ絵の原画がない。

……コンビニのコピー機に置き忘れて来てしまいました。

いつもだったらコピーの後には必ず置き忘れをチェックするのに。
それこそ、さんざん確かめて忘れてないと分かっていても、
店を出てからもう一度確認に戻るくらい念入りにチェックするのに。

まあ、焦ってたからなあ………。

で、昨日夜になってから、恥を忍んで取りに行って来ました。
案の定、原稿はレジで保管されていました。
こういう形で人に絵を見られるのは本当に、心底恥ずかしいです。
いつもの漫画絵じゃない、絵画風の一枚絵だったのが不幸中の幸いでした。
これがコマ割りした原稿とか、ギャルのハダカ絵とかだったら……
中年のオタクをあざ笑う店員の声が聞えてくるようです。

今後このようなことのないよう、より一層注意深く生きていかねばならない、
と思いを新たにした次第です。


この記事を先に読んだ人は、第九話のトビラを見て失笑なさるかも知れませんが、
内容の方は至ってシビアなお話です。
サブタイトルは『日輪』。
ようやく単語一個のタイトルが登場です。
ゴールデンウィークの関係で発売日がずれるようですのでご注意を。
次号は5月8日発売です。


教室

取材先は担当さんの母校。
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02:42 | 日記 | edit | page top↑

寝言は寝て言え

秘策②

先日描き終わった『罪と罰』第8話、原稿作業中の一コマです。
これが最後の20ページ目。締め切り日の早朝、疲れもピークに達しようかという時間帯。
左のコマの下の方に、青鉛筆で書き込まれた小さな文字が見えるでしょうか?

秘策

キャラクターのシャツのボタンに矢印が引いてあり、びっくりマーク二つ付きの力強い断定口調で、
「秘策!!」
と記されています。

ネームを作っている時や原稿を描いている時、自分でも思いがけないようなアイデアが突然閃くことがあります。
俗に言う「何かが降りて来る」とか「妖精さんの囁き」とかいうやつで、そういう時には咄嗟の閃きを逃さないよう、手近な紙にメモを残すようにしています。
ここに「秘策!!」と書いた時、確かに僕の頭の中に、読者をあっと言わせる新展開か、一目で見る人を唸らせる斬新な構図のアイデアが浮かんでいた筈なんですが………

数秒後正気に返ってみると、もう何も思い出せない。

要するに寝惚けてただけだったんですね。
何なんだよ、シャツのボタンに秘策って…………。

まあこんなにハッキリ寝惚けることも珍しいので話の種に。
疲れて来るとしょうもないことをするという実例のお話でした。
20:35 | 日記 | edit | page top↑

今週発売

漫画アクション最新号、今週火曜日発売です。
昨日うちに見本誌が届きました。
今回の『罪と罰』は、前にもお伝えした通りセンターカラーです。

僕は単品のカラー原稿を描く時は、絵画っぽく(?)みっちり塗りこめる手法で描くことが多いんですが、今回は割と素直に漫画っぽく塗ってます。
スケジュール的にあまり時間がとれなかったからというのが主な理由ではありますが、ラフさが味になるような塗り方にも挑戦してみたいとは前から思ってたので、今回この機会に。
ちょっと失敗してリカバーした部分もあったんで、出来上がりを見るまで少々不安でしたが、現物を見て一安心。
なかなか格好よく、勢いのある感じに仕上がってるんではないかと思います。
毎度のことですが、僕はタイトルロゴの入る位置とかは殆ど考えずにトビラ絵を描いてしまいます。
今回も描き上がってから、どこにタイトル入れるんだろう、これ……と人ごとのように心配してしまいましたが、デザイナーさんがいい仕事をして下さいましたよ。
これはちょっとカッコいい。是非手に取ってご覧下さい。
カラーが見られるのは雑誌だけなんで、出来れば保存用に一冊ずつお買い求めいただければと思います。

あとこのカラートビラには、本編未登場の「真の○○○○」がちらっと登場しております。
要注目。


さて、中身の方を読んでいたところ、誤植を発見しました。
ページ脇の余白部分に入る「あらすじ」と「人物紹介」のところで、どうもこれが載るようになって以来、最初からずっと間違ったまま載り続けていたようです。
主人公ミロクの名字が「栽培」の「栽」の字になってますが、
正しくは「裁判」の「裁」です。
「裁ち切る」という意味で「たち」と読みます。
変わった名字ですが、一応調べて、日本に実在する姓を選んでいます。
と同時に、原作に由来する意味もちゃんとあります。
説明すると長くなりますので、興味のある方は江川卓先生の(ドストエフスキー研究者。野球の人ではありません)『謎とき罪と罰』をお読みください。
そうした都合上、「栽」でも「裁」でもどっちでもいいじゃん、という訳にはいきませんので、以後お見知りおきいただければと思います。
ついでに言うと、「弥勒」という下の名前にも、名字同様、原作由来のちょっとした仕掛けが仕込んであります。

まあそれにしても、毎度誤植には泣かされますよ。
古い話になりますが、『黒い羊は迷わない』の時、
ここぞ!という渾身の気合いを込めて書いた台詞に誤植がありまして、
本当にがっかりした。
雑誌掲載時にも誤植。単行本で直したらまた別の誤植。
「増刷したら直すから……」とか当時の担当には言われましたが………

増刷なんてしやあしねえ………。

いつかどこかの出版社から新装版で出させてもらえないかと、秘かに日々念じております。
人間の作るものですから、誤植の一切ない出版物なんてあり得ないと分かってはいるんですけれども……。 

ラブホテル

7話の舞台はラブホテル
04:30 | 仕事情報 | edit | page top↑
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