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というわけで……

2007年最後の更新です。

ブログ一周年の時にも書きましたが、本当にあっという間の一年でした。
仕事していたこと以外、殆ど記憶がありません。
年頭にぼんやり描いていた個人的な希望や目標も、殆ど形に出来ませんでした。
でもまあ、ずっと漫画描いていられたんだから幸せか。
来年も体壊したりせず、連載続けて行けますように。

と言うかですね、
年内にまとめる予定だった次回分のネームがまだ出来てないんですよ。
ネームやりながら年越し。
大掃除も洗濯もしてないよ。
ダメだ、
今年もダメだった!
何がと言うかオレ自身が!
ああ、年が明けたら40歳か………

友人知人の皆様、今年も年賀状書いてませんが、
皆様の新年の幸せをお祈りしています。
そして読者の皆様、ここを見に来てくれてる方々、
今年も一年有り難うございました。
来年もどうぞ宜しくお願いします。

大晦日
良いお年を
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23:35 | 日記 | edit | page top↑

6年ぶり反省会

前回のWikipediaの件、
日記を更新したら、その日のうちに訂正して頂けました。
どなたか存じませんが、素早い対応有り難うございます。
今後とも長い目で見守って頂ければと思います。

拍手を下さった方も有り難うございます。
まさか女子高生が僕の漫画を読んでくれてるとは思いませんでした。
学校で友だちに宣伝………
は、しにくいわな、この内容じゃ………


来年の話になりますが、
『黒い羊』に続いて『ダンデライオン』全二巻が、オンデマンドで復刊されることになりました。
まだ受注は始まってませんが、始まり次第、ここでご案内させて頂きます。

そんなわけで先日、また訂正箇所のチェックのために、『ダンデ』の単行本二冊を読み返しました。
読み始めて10ページもいかないうちに本を閉じ中断。
恥ずかしさのあまり。
何度も言ってますが、本当に過去作品を読み返すのは照れくさいのです。
殆ど苦痛に感じるくらいです。
特にこの『ダンデライオン』のこっぱずかしさは自分の中ではトップクラスなんで……
意を決して再度本を開くまでに、今回は確か二〜三日くらいインターバルが要りました。

しかし、我慢して読み続けて行くうちに、
自分でも意外な感想が心に湧いて来ました。


実は結構面白いんじゃないか?この漫画。


勿論当時から、つまらない物を適当に描いていたつもりはさらさらなく、
何とかして面白い漫画にしようと努力していたことは言うまでもありません。
ただその努力が上手く実を結ばない、空回りしているということは、自分でもはっきり感じていました。
結果的に打ち切りになり、ああやっぱりダメだったと思い、自分の中で失敗作判定が下って、
それ以来この作品のことはなるべく思い出さないように、記憶にフタをしてこれまで過ごして来たんですが、
あらためて読み返してみると、必ずしもまるっきりダメというわけでもないんじゃないかと。
いろんな部分が上手くかみ合ってないために、出来上がった物は失敗作になってしまったが、
テーマや設定など根本的な部分に目を向ければ、充分面白くなるポテンシャルは備えてるんじゃないかと思えたわけです。


読み返してみての反省点は大まかにこんな感じ。

1)主人公たちの会社の業務内容にリアリティがない。
 これについてはやはり勉強不足だったとしか……
 高校生社長という設定は良かったと思うんですけど。
2)マンガチックなアクションが題材にそぐわない。
 自分が楽しんで描ける物を描くべきだ、その楽しさが読者に伝わるはず、
 と当時は思ってました。
3)絵が下手。
 同じ内容でも、絵柄が違うだけでもっと読める漫画になると思う。

この辺が上手く行ってれば、 多分何倍も面白い漫画になってたんじゃないでしょうか。
まあ上手く行かなかったからこうなってしまったわけですけれども。


この『ダンデライオン』という作品、
『羊』に続く洗脳ネタのサイコアクション漫画なんですが、
実はちょっとした裏テーマがあります。
実を言うとこの漫画、落合版『鉄腕アトム』のつもりで描いていたのです。
続く『鉄人』でも、アトムやトビオやヒゲオヤジを描いてますが、
『ダンデ』の場合はそういうのとはまた違う、もっとバックボーン的な意味合いで言っています。

誰が言ったことかは忘れてしまいましたが、こんな意見があります。
「天馬博士が女だったら、アトムが成長しないからと言ってサーカスに売り飛ばしたりはしなかっただろう。
母親にとっては永遠に子供のままでいてくれる息子こそ理想の息子だから」
勿論世の多くのお母さんにとって、異論のある言説であることは間違いないと思いますが、
死んだ息子の代わりにそっくりなロボットを作るような親なら、そんなことを望んだとしても不自然じゃない気はします。
じゃあ仮に天馬博士がそういうタイプの親だったら、
そしてやっぱりその天馬博士が、結局アトムを捨ててしまうとしたら、
そこにはどんな理由があり得るだろうか。
多分問題になるのはアトムの「こころ」です。

自分の心を上手く表現出来ないユキと奏。
そんな自分の子供を理解出来ないユキの父と奏の母。
二組の親子の背景に、僕はこの「天馬ーアトム問題」を想定していたわけです。
そして、「心とは何か」を知るために、ネットを通じて自分の分身を生み出し続けるダンデライオン・プログラム。
その正体も実はまた………

……どうしよう?
こうやって構想だけ書くと凄い大傑作みたいな気がするぞ?

実際はその部分をじっくり描く前に打ち切りが決まってしまいました。
力不足。その一語に尽きます。

小兵のユキが巨漢の敵と戦う場面なども、アトムをイメージして描いた物です。
本当にこっぱずかしいので、胸を張って見て下さいとも言いづらいですが、
興味を持たれた方は読んでみて下さい。


アトラス

'80年カラー版が大好き。
アトラス………
21:14 | 日記 | edit | page top↑

知らない間に……

3000ヒット越えてますね。
年内に越えるかどうかと思ってたんですが、意外に早かった。
日頃のご愛顧、有り難うございます。
ここの普段の訪問者数は、多いときで十数人、少ないときは一桁のこともあるという程度ですが、
何か先日、更新もしてないのに突然50人以上のご訪問があった日がありまして、
ちょっとびっくりしました。
どなたかがご自分のサイトで紹介して下さったんでしょうか。
どうも有り難うございます。

それからこれも知らない間に、何やら「ブログ拍手」なるボタンが表示されるようになっています。
気が付いたらこの機能が追加されていて、僕は自分では知りませんでした。
石橋は叩いても渡らない、よく分からない物には触らない、という普段の習性から、
しばらく見て見ない振りをしていたんですが、
昨日初めて、頂いた拍手にコメントが添えられていたことに気が付きました。
随分前にコメント書いて頂いてたんですね。
放置する形になってしまい申し訳ありません。
単行本買って下さった方、応援下さった方、どうも有り難うございました。
今後とも宜しくお願いします。

更にまた知らない間に、Wikipediaに「落合尚之」の項目が出来ている。
どうしよう、有名人みたいじゃないか。
こんなマイナーな作家のことを書くために、手間や時間を費やしてくれた人がいると思うと、
有り難さと申し訳なさで一杯です。
で、有り難いのは山々?なんですが、その記事の中にいくつか間違いがありました。
文面から察するに、書いた人はこのブログを読んで下さってるみたいなので、
一応ここで訂正させて頂きます。

はっきりと間違いなのは以下の点。

●『黒い羊』の個別ページ

×小泉彩子(こいずみあやこ)
○こいずみさいこ

「え?あやこだったっけ?」と思わず単行本調べ直してしまいました。
10年前の作品とは言え、大丈夫か自分?

●『罪と罰』の個別ページ

×「裁弥勒〜高校時代は小説を書いており……」

ミロクがいつ小説を書いていたかということは、まだ劇中で言及していない部分です。
その部分はこの後描く予定ですが、ヒカルに見せたあの作品を書いたのは上京後、大学に通っていた頃という設定です。

×「裁喜乃〜ミロクの母親」
○「喜乃」は姉の名前です。

いささか古風な名前であることと、アクション本誌での人物紹介がいつまで経っても「ミロクの姉」のままなのが、誤解の原因かと思われます。
分かりにくくてすみません。
第一話で「姉からの荷物」に「喜乃」と署名があったこと、
第八話の回想シーンで母が姉に「喜乃」と呼びかけていることから分かって頂けると思います。


その他に、間違いというのではありませんが、
作品内容の説明について、
読者の想像に委ねた部分なので自由に解釈してくれて構わないが、
その解釈を既定の事実として書いては欲しくない、
と感じる部分がありました。
出来れば劇中ではっきり言及されていないことに関しては、触れずにすませる方向でお願いします。

細かいことを言って申し訳ありませんが、
十年前の誤植をいつまでも執念深く覚えているような偏屈な人間です。
お察し頂ければと思います。



今年の分の原稿は全部描き終わりました。
年内にもう一本、次の分のネームだけ書いておかなければなりませんが、
今年の年末は比較的ゆっくり過ごせそうです。

青砥夏

漫画の中ではずっと夏。
06:46 | 日記 | edit | page top↑

ヒカルとリサ

『罪と罰』単行本、第二巻が発売になりました。
いや、予定表の上では発売になってるはずなのですが、
発売日に2〜3軒、近所の本屋さんを回ってみたところ、
置いてるお店は一軒もありませんでした。
アクションコミックス自体、『極道めし』と『駅弁ひとり旅』以外見かけなかった。
売り場での場所取りも何かと大変なんだろうとは思いますが……
皆様のご近所では店頭に並んでますでしょうか?

うちの方にはちゃんと見本が届いております。
パラパラ見てたら早くもベタの塗り忘れ&トーンの削り忘れを発見。
ガックリきたわ。
読者の皆様にはお見苦しいものをお目にかけることになります。
どうか気が付かないで下さい。
無理に粗探しなどしないでいただけると、多少心が軽くなります。
今回の表紙キャラはリサです。
かなり強烈なピンクのカバーが目印です。
宜しかったら探してみて下さい。


さて、前回も書きましたが、
連載の方はやっと原作の第一章に当たる部分が終わったところです。
といっても、構成を変更して後回しにしてる部分もあるので、
第一章の80%程度を消化した、くらいの方がより正確な表現になるでしょうか。
話の内容的には、物語の序盤を引っ張って来た二人のヒロインが退場し、一区切りついたというところ。
このヒカルとリサというキャラについて、退場記念としてちょっと思うところを書いておこうと思います。

原作では金貸しの老婆、アリョーナ・イワーノヴナにあたる馬場光。
このキャラについては………
正直ちょっとふくらませすぎました。
原作のアリョーナ婆さんは、強欲で因業、ケチで意地悪、
だから死んでも誰も悲しまないような人間として描かれています。
だからこそラスコーリニコフは「こんな奴死んだっていい」と考えて手を下すのですが、
生きるに値しないつまらない人間ではあったかもしれないが、
死ぬに値する程の悪い人間だったか、と問われれば、決してそこまでではなかった。
それに対してヒカルの方ですが、僕は彼女を、はっきりとこの世の悪意を体現する人間として描いてしまいました。
ここまで悪逆非道なことをやってれば報いを受けて当然、
「殺した方が世のためだ」というミロクの言葉もあながち否定出来ないというくらい、
悪い人間として描いてしまった。
これは結構、作品のテーマ自体に関わる重要な改変で、
自分で描きながら、これで本当に大丈夫かと疑問に思い、不安を持ったのも事実です。
そうは思いながらも、描く程にどんどんヒカルの悪人ぶりがエスカレートしていった理由は結局のところ、
「その方が面白いから」という一点に尽きます。
ドスト先生の原作より僕の漫画の方が面白いなどというつもりはありません。
しかし、雑誌連載の漫画という媒体で話を進めるためにはこの表現の方がより適切だと、判断したため敢えてこうしました。
小説と違って、ミロクが一人で思い悩んでいるだけでは漫画としては成立しない。
ヒカルに振り回され、それにリアクションを返していくことで、
どうにかミロクも主人公としての立ち位置を固められたと思います。
こんな女が実際に身近にいたらたまったものじゃない、
許すべからざる極悪人だと思いますが、
漫画のキャラとしてはその方が面白い、
誤解を怖れずに言えば、描いていて楽しいと感じるキャラクターでした。
他人の心の弱さにつけ込んでそれを食い物にする、
どこか浮世離れした悪、という意味では、
『黒い羊』に登場したアララギが、ヒカルのルーツだと思います。
髪型も似てるし。

原作では金貸しアリョーナの妹、リザヴェータ・イワーノヴナに当たる島津里沙。
こちらもふくらませすぎた、という意味ではヒカルに勝るとも劣らない………
重要な役ではあるものの、原作では本当にちらっとしか出て来ないので。
ヒカルのキャラをふくらませた相乗効果で、こちらも相応のキャラとして作り込んでいかざるを得なくなりました。
その辿り着いた先が、2巻ラストのミロクとの芝居になる訳ですが、
ここも原作とは全く異なる部分です。それが良かったのか悪かったのか………
ただ、原作のリザヴェータを元にしているとは言っても、リサはまたそれとは別個のキャラクターなので、
リサのとる行動としてはああしかなかったと思っています。
そのことが作品のテーマを描いていく上で、今後どんな影響を及ぼしていくことになるのか、
不安はあるものの、このまま進めていくしかないようです。
ちなみにリサのキャラクターには、リザヴェータだけでなくドストエフスキーの他の作品の登場人物も混ぜてあります。
売春婦に説教したら後日家に訪ねて来た、という展開、
ピンと来た方もいらっしゃるのではないかと思います。
名前も似てますね。

ヒカルがアララギなら、リサは湊の死んだ友だちのような存在です。
狼と羊の間で道を求めて彷徨うミロクは、果たして黒い羊になれるのか?
ちょっと例えが手前味噌過ぎるかも知れませんが、
今はそんなことを考えながら構想を進めています。

ヒカルとリサがいなくなって、正直作者としても気が抜けてしまっているのですが、
真のヒロイン、そして真の怪物が登場するのはこの後です。
頑張って盛り上げていきたいと思いますので、今しばらくお待ち下さい。

天使像

05:38 | 日記 | edit | page top↑
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