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手前味噌ですが……。

ちょっと前の話になりますが、書店様向けにサイン色紙を描かせていただきました。

サイン色紙

ブックファースト・ルミネ新宿2店様です。応援有り難うございます。
皆様、新宿へお越しの際にはぜひお立ち寄り下さい。

実は春先頃にも他のお店向けに5枚くらい色紙描いたんですが、
ちょっと紹介のタイミングを逃してしまいました。
新宿、吉祥寺など都内近郊の書店様です。
ちゃんとお店に置いていただけたのか、
今でも置いてあるのかどうかは分かりませんが、
気が向いたら探してみて下さい。


先日仕事中にラジオを聞いていたら、
ロシア文学者の亀山郁夫先生がお話をされていました。
『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』の新訳で、
現在のドストエフスキーブームを牽引なさっている方です。
平易な言葉遣いで読みやすいと評判の新訳本、その翻訳にあたっては、
表面的な言葉の意味だけでなく、その背後にある文化や歴史の文脈を汲み取って、
そのニュアンスまで伝わるように訳語を選んでいるとのことでした。
単なる直訳でない、創意のこもった翻訳ということで、
ある意味「翻案」に近い作業だと言えるかもしれません。

僕の描いている漫画版も、言うまでもなく翻案ですから、
ああ、分かる分かるその感じ、と勝手に共感したりして。
あちらは『罪と罰』の決定稿を出すまでに5回くらい書き直したということでしたが、
それだけじっくり取り組めるのは羨ましいなと思います。
こちらは月2回の締め切りに間に合わせるために、
思いついたらそのまま出す、
立ち止まって振り返る暇もない、という状態ですので。

特に共感を覚えたのは次のようなお話。
「何度も何度も稿を改めているうちに、
不意に登場人物たちが肉声で語り出したように感じる瞬間がある。
そうなって初めて、上辺だけでない血の通った訳文になる」
これは記憶に頼ってまとめた言葉ですので、先生の言ったそのままではありませんが、大体合ってると思います。

実は僕もつい最近、原稿描いてるときに
キャラクターが自分の言葉で話し始めた、と感じた瞬間がありまして。
それまではそのキャラに対して、
「君はこう思ってるんでしょ?
だったらこういうこと言うよね?」と、
いちいち確かめながら台詞を言ってもらってるような感覚があったんですが、
そのとき不意にキャラの方から自然に口を開いてくれたような感覚がありました。
そうなって初めて、ああこのキャラはこういう人だったのかと、
僕自身やっと分かった気がしたものです。

それまでは分からずに描いてたのか!無責任な!
と、怒られる方もおられるでしょう、すいません。
でも人物を描くということは、
描きながらその人を理解していくということだと僕は思います。


という訳で、ここまでは長い前振りだったんですが、
今本題を書いてる時間がない。
次回エントリ『ソーニャとエチカ』に続きます。

朝焼け

徹夜明け・朝焼け
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