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ロシア旅行記 モスクワのスターリン後編

スターリン・クラシック、続きです。


その5 モスクワ大学
スターリン・クラシックの七姉妹のうち、最大の規模を誇る建築物です。
いわば七姉妹の長女格。厳ついお姉さんです。
高さが何と236mもあるそうですが、周りに比較するものがないので、
近くに寄って見ると却って大きさの実感が湧かなかったですね。
逆に遠く離れた場所から見ると、その威容に思わず息を呑みます。
モスクワ大学はロシアの最高学府で、日本で言えば東大相当。
そう思ってみると、通りかかる学生さんがみんな賢そうに見えました。
あと外壁に懸けられた紋章に、
今でもCCCP(ソビエト社会主義共和国連邦)の文字が。
こういうところはリニューアルしないんですかね…。
モス大2 モス大1 モス大5
モス大3 モス大6 モス大4
モス大8 モス大9 モス大11
モス大10 モス大14 モス大13
モス大15 モス大18 モス大16
モス大19



その6 ウクライナ・ホテル
ここも外資系のホテルチェーンに入っていて、
今は別の名前がついてるようですが、
ガイドブックには昔の名前で載ってますね。
モスクワ大学と比較すると、色白瀟洒で女性的な感じ。
泊まってみたいけど高いんだろうな。
ウクライナ2 ウクライナ3 ウクライナ5
ウクライナ4 ウクライナ6 ウクライナ7
ウクライナ8 ウクライナ10 ウクライナ11
ウクライナ12 ウクライナ13 ウクライナ15



その7 外務省
その名の通り、ロシア外務省のお役所です。
堂々たるゴシック風味で、厳つさでいえばモスクワ大学を凌ぎます。
七姉妹の一員ですが、このビル単体ではあんまり女性という雰囲気じゃないですね…。
一枚目の写真では奥の方に小さく写ってるんですが、
ここでは黒っぽく見えて、何やらモノリスっぽくも感じます。
時間帯や光の加減で全然違う色に見えるのが不思議ですね。
外務省1 外務省2 外務省3
外務省4 外務省5 外務省6
外務省7 外務省9 外務省10
外務省11 外務省12 外務省13
外務省14 外務省15 外務省16
外務省17



番外 トライアンフ・パレス
21世紀に入ってから新たに建てられたスターリン・クラシック様式の高層建築。
現在では七姉妹に次ぐ八番目の妹に数えられています。
『地球の歩き方』に「元々八姉妹の予定が資金難で七姉妹に。その最後の一つ」と紹介されていたので、
ソ連時代に途中まで作ったものを、その後完成させたのかと思ってましたが、
調べてみるとそうじゃなく、普通に新築みたいですね。
少なくとも当時の計画の一部でも再現してるのでなければ、最後の一つとは呼べないと思いますが、
その辺の詳細は不明です。
僕の泊まってたホテルの窓から正面に見えてたのがそれだったみたいです。
57階建て、264mの超高層アパート。どんな人が住んでるんでしょうか?
新築1 新築2



以上、スターリン・クラシックの建築群でした。
建築に興味ない人には長々と済みません。

次回はようやくドスト先生の話を。
続く。
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09:41 | ロシア旅行 | edit | page top↑

ロシア旅行記 モスクワのスターリン前編

今回のソ連遺産は、
モスクワ市内に点在するスターリン・クラシックの建築群です。

スターリンはレーニンの跡を継いでソ連の最高指導者になった人物です。
第二次世界大戦の時にはこの人が国家元首だったんですね。
反対派を大粛清して、数百万人規模で収容所やシベリアに送り込んだ独裁者。
暗黒の収容所国家としてのソ連のイメージを作ったのは、この人ってことでしょうか。
共産党肖像
 赤い服がスターリン
 その前はレーニン



スターリン・クラシックとはスターリン時代に模索された、
共産主義社会の理想を体現する建築様式のことです。
ゴシック風など古典主義への回帰が特徴で、
前回紹介した地下鉄の内装などもこれに沿うもののようです。
この様式の建築物の中で特に有名なのが、
モスクワをニューヨークのような街にしよう、
というスターリンの号令を受けて建てられた七つの超高層ビル、
通称「七姉妹」です。

ニューヨークに対抗して、モスクワを超高層ビルの林立する大都会にしたい、
というのがスターリンの希望でしたが、スターリンの没後は計画が続かず、
七姉妹に続く高層ビルは作られませんでした。
これもまた「実現しなかった未来」の名残ですね。


という訳で、美人七姉妹を順番にご紹介。


その1 芸術家アパート
クレムリンからモスクワ川沿いにちょっと西へ行った所にあります。
赤の広場の辺りから見えるので、僕がモスクワで最初に目にしたスターリン・クラシックになります(実際に足下まで行ってみたのはモスクワ最終日でしたが)。
七姉妹の中で一番優雅な感じのする建物。
芸術家1 芸術家22 芸術家2
芸術家18 芸術家5 芸術家6
芸術家7 芸術家20 芸術家21
芸術家12 芸術家11 芸術家14
芸術家16 芸術家17 芸術家23



その2 鉄道省
クレムリンから北東方向、環状道路沿いにあります。
ガイドブックには「鉄道省」とだけ書いてあるんですが、今でも鉄道関係のお役所が入ってるんでしょうか。
普通に中で人が働いてるようではありました。
鉄道省1 鉄道省2 鉄道省3
鉄道省4 鉄道省5 鉄道省6
鉄道省7 鉄道省8 鉄道省9
鉄道省10 鉄道省11 鉄道省12



その3 ヒルトン・モスクワ・レニングラーツカヤ・ホテル
鉄道省から歩いてすぐの所にあります。
その名の通り外資系のホテルが入っていて、そのせいか外壁などピカピカにリフォームされています。
日本なら「古いものは古びて見えた方が有難みが増す」と考えて、
歴史的建造物や文化財など、保存するにしても外観にはあまり手を加えませんが、
ロシアは割と「作られた当時の姿を再現し維持する」という考え方みたいです。
他の寺院や宮殿などでも、壁画が新しく塗り直されてたり金箔が貼り直されてたりというのをよく見ました。
ヒルトン1 ヒルトン2 ヒルトン4
ヒルトン5 ヒルトン3 ヒルトン6
ヒルトン7 ヒルトン8 ヒルトン9
ヒルトン11 ヒルトン10



その4 文化人アパート
文化人が住んでたんですかね…。
一階部分にショップが入っていたり、周囲も人出が多く賑わっていたので、
七姉妹の中では一番庶民的な印象を受けました。
丁度夕日のまぶしい時間帯に訪ねたので、外壁がオレンジ色に輝いてきれいでした。
文化人1 文化人2 文化人3
文化人4 文化人5 文化人6
文化人7 文化人8 文化人10
文化人9 文化人14
文化人13 文化人12 文化人15


写真が多くなったので、一旦分けます。
続く。




09:05 | ロシア旅行 | edit | page top↑

ロシア旅行記 モスクワの地下鉄

何日か前に新聞で、ロシアの時間帯区分に関する記事を読みました。

ロシアは国土が広大なため、地方によって時差があり、
東から西まで現在九つの時間帯エリアに分けられているそうです。
そのエリアも、数や範囲の改定が割と頻繁にあるらしく、
時差の設定もちょくちょく変わっているとのこと。
以前のエントリーで「夏時間だと日本と5時間差」と書きましたが、
その新聞記事によると、夏だけ時計を進める制度は2011年に廃止され、
現在は元の夏時間がそのまま標準時間として使われているそうです。

参照した資料が古くて適当なこと書いてしまってすみません。
夏冬関係なく、モスクワと日本の時差は5時間です。
これもまたすぐ変わってしまうかも知れませんけども。

時計台クレムリン


* * * * * *


さて、引き続きソ連遺産。
モスクワ市民の日常の足として身近な存在である地下鉄も、
ソ連時代の面影を色濃く残す施設です。

地下鉄駅外観 地下鉄12 地下鉄8


最初の路線の開通が1930年代。第二次大戦中も建設工事が進められたとか。
お土産屋さんで地下鉄写真集を売ってるほど、
モスクワ名物の一つとして地下鉄は有名です。
まずビックリするのは何と言っても、駅構内の豪華な内装です。

地下鉄4 地下鉄6 地下鉄1
地下鉄2 地下鉄7 地下鉄3

駅ごとに意匠が違うので、全部が全部こんな風って訳でもないんですけどね。
近年作られた新しい駅だと、もっとモダンなデザインになってたりはします。
ソ連時代に作られた、特に都心部の駅は、
大国の首都として繁栄ぶりをアピールしたいという意図があったんでしょう。
この華美な装飾のために、地下の宮殿などとも呼ばれています。
宮廷風のホールにブリキの玩具みたいな車両が滑り込んで来る光景は、
レトロかつシュールな趣たっぷりです。


見た目の豪華さとともにもう一つ驚かされるのが、駅の深さです。
市の中心部から離れた駅ではそれほどでもないみたいですが、
中心部付近の駅は、地下の物凄く深い所に設けられています。
その地下深くの駅と地上の入り口を一本のエスカレーターが直通で繋いでて、
上から乗ったら下に着くまで片道5分……はオーバーかも知れませんが、
3分くらいは余裕でかかります。
地底の宮殿は核戦争に備えたシェルターだったのでは、などという説もあるとかないとか。

エスカレーター2 エスカレーター3 エスカレーター1

過剰な装飾も、長大なエスカレーターも、
作られた当時はそれぞれ、繁栄と進歩の象徴という意味があったんだと思います。
その複合である地下鉄は、共産主義社会の到達点として彼らが目指す、未来のビジョンの雛形だった。
だとすればこれもまた、「失われた未来」の姿だと言えるんじゃないでしょうか。


あと僕の見た限りでは、駅に時刻表のようなものは見当たりませんでした。
5分おきくらいに次々電車が来るので、待ち時間とか気にせず来たら乗る感じ。
コンベア式の大量輸送がなお一層、モダンタイムス的な未来感を醸し出していました。

地下鉄9 地下鉄11 地下鉄10


地下鉄の構内にもそこかしこに、ソ連時代のモニュメントが見られます。

地下鉄13 地下鉄15 地下鉄14
ソ連マーク



次回もソ連遺産。
続く。

07:46 | ロシア旅行 | edit | page top↑

ロシア旅行記 モスクワのガガーリン

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
年を跨いでしまいましたが、ロシア旅行記まだまだ続く。
というか、モスクワを抜けられる気配すらないという……。
のんびり続けて行きますので、気長におつき合いいただければと思います。


* * * * * *


今回の旅のメインの目的は、
ドストエフスキー先生のお墓参りと、ゆかりの地を訪ねることだった訳ですが、
もう一つ僕が楽しみにしていたことは、
ソ連時代の遺構、遺産を見て回るということでした。

若い人たちの間ではもうそろそろ、ロシアが昔ソビエト連邦という別の名前の国だったことを、知らない人も増えて来てるだろうと思います。
簡単に言うと、昔ロシアは中国や北朝鮮と同じ、共産主義の国でした。

ソ連紋章

僕らの世代で言うと、ソ連と聞いて思い出すのは、
ミグ25の亡命事件とかアフガニスタン侵攻とかでしょうか。
当時のソ連はアメリカと世界の覇権を競う東西冷戦の一方の雄でした。
なので、80年代まではハリウッド映画の中で、悪の帝国として描かれ、
ロッキーやランボーにやっつけられる悪役だったのです。
向こうには向こうの言い分があるはずなのに、
一方的に悪者扱いするのはおかしい、
と子供心に思っていた僕は、どちらかと言えばソ連に同情的でした。

ソ連の人民像

労働者のユートピアを作るという理念に基づいて建国されたソビエト連邦は、
その成り立ちからして、非常に空想的な国家だったんだと思います。
結局理想通りには行かなくてソ連は崩壊した訳ですが、
彼らの喧伝した人類の進歩のビジョンは、
実現しなかった未来像という意味において、
大らかな時代の空想科学漫画とイメージが重なります。
個人的には手塚先生の初期SF作品の雰囲気を思い出したりするんですが、
(『来るべき世界』ではソ連的な大国が収容所国家として描かれてますが……)
だから何だか懐かしい。
そういう郷愁を誘うソ連的なるものに、僕は以前から興味を持ってました。

ソ連の政治の中心地だったモスクワには、
今もその時代の様々な遺物が、街のあちこちに残されています。
滞在中はそれらを探して市内を歩き回りました。


漫画的な未来観というのが何のことだか分からない、
イメージがつかめないという皆さんにも、
これを見ていただければ、一発でそれが伝わるんじゃないかと思います。
ツイート(9/21)の方でもテンション高めで紹介してますが、改めまして。
宇宙開発競争でアメリカとしのぎを削っていたソ連が、
威信を懸けて宇宙に送り出した人類史上初の宇宙飛行士、
ユーリ・ガガーリン氏。
その偉業を記念して建てられたモニュメントがこちらです。

ガガーリン9

どうですか、このロボっぽさ。
まるで自分がロケットに変形して飛んで行きそうです(マグマ大使!)。

ガガーリン14 ガガーリン18 ガガーリン8
ガガーリン3 ガガーリン12 ガガーリン17
ガガーリン10 ガガーリン11 ガガーリン1
ガガーリン16 ガガーリン5 ガガーリン2

科学と人類の進歩へのまっすぐな信頼が、そのまま表現された像だと思います。
彼の偉業が現在の宇宙関連技術の礎になってることは間違いないんで、
「実現しなかった未来」なんて言ったら失礼かも知れませんけど、
あの時代に想像した21世紀は、もっと宇宙開発も進んでるはずだったんですよね。
そう考えるとやはりノスタルジーを禁じ得ません。

ガガーリン4

長くなってしまったので一旦この辺で。
次回もソ連遺産。
04:27 | ロシア旅行 | edit | page top↑
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