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ロシア旅行記 ペテルブルクは雨

まるまる二ヶ月以上、間が空いてしまいました。
ロシア旅行記ようやく再開。
モスクワ編が終わって一息ついたところで、3月は確定申告など細々とした用事に追われ、
それが終わって落ち着いた頃には、去年の旅行はもう随分と過去の彼方に遠のいていました。
ここで終わってしまうと、尻切れとんぼどころか下半身ごと大切断の惨事になってしまうので、気を取り直して続行しよう。

ロシア旅行記後半戦、サンクトペテルブルク編、いそいそと開幕。


* * * * * * * *


モスクワからペテルブルクへは夜行列車での移動でした。
深夜にモスクワを発ち、翌朝早くにペテルブルクに着く特急列車「赤い矢」号。
四人一部屋の寝台車でロシアの人たちに混じって車中一泊です。
乗り込んですぐ消灯時間となり、寝ている間に目的地に着いてしまうので、
車窓の風景を眺めたり同乗者と話したりといった鉄道旅行の楽しみはあまり味わえませんでしたが、
車内は清潔で寝台も寝心地よく、乗務員さんの接客態度も大変丁寧と、乗り心地自体は非常に快適でした。
僕にはいつかシベリア鉄道で大陸横断の旅をしたいという長年の夢があるんですが、あちらの列車もこんな感じなら気持ちよく楽しめるだろうな、と思いました。

そんなこんなで薄暗い中、終点に到着。
ペテルブルクでは冷たい雨が降っていました。

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サンクトペテルブルクは、モスクワに次ぐロシア第二の都市です。
ピョートル大帝がフィンランド湾に面した沼地を開拓し、街を開いたのが18世紀の初め。
帝政ロシアの首都として、西欧に負けない近代的な都市を、という意図のもとに造られました。
以来、ロシアの最先端の文化が集まる街となり、ドストエフスキーやプーシキンなど著名な文化人もこの街で活躍。
共産主義革命後、首都はモスクワに移されましたが、
モスクワが政治の中心なら、ペテルブルクは文化の中心として、
ロシアの中で独自の地位を占め続けてきました。

日本に例えると、モスクワが東京でペテルブルクが京都という感じでしょうか。
実際、ペテルブルクの街を歩いてみての第一印象は「古都の風情」という言葉がぴったりでした。

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第二次大戦後、世界に冠たるソビエト連邦の首都として近代化に邁進してきたモスクワは、クレムリンなど古い建物もあるものの、やはり20世紀的な鉄とコンクリートの街でした。
一方ペテルブルクは、19世紀の古い街並が今もそのままの姿で残っており、街の中心部にも現代的な高層ビルなどは見られない。
大戦中、ドイツ軍の厳しい攻撃にさらされて、多くの古い建物が破壊されたはずなのですが、焼け跡に新しい建物を建てるより、昔の姿の復元に努めたということなんでしょうね。
鉄とコンクリのモスクワに対して、こちらは石造りの都です。

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通りを歩いていて思ったのは、僕がヨーロッパと聞いてイメージする街並は、正しくこんな感じだなということです。
僕自身のイメージの中の「ヨーロッパ」は、子供の頃に読んでいた児童書や少女漫画の世界観が刷り込まれたものだと思うんですが、多分そうした古き良き時代の風景が、ここには色濃く残っているということなんでしょう。
見た目が綺麗なのはいいとして、昔のままの建物だと日常生活では不便もあるだろうなと思ったんですが、
大通り沿いの商業ビルに入ってみると、外観は昔のままながら、中は最新の様式に改装されていたりして、
景観を守りながらも時代に即したものにしていく工夫がされているようでした。


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街の人たちの雰囲気も、やはりモスクワとはちょっと違う感じがしました。
前にモスクワの人たちのことを「素っ気ないけど悪気もない。話してみると親切」みたいに書きましたが、
対してペテルブルクの人たちは、最初から物腰が柔らかく、普通に親切な感じの人が多かったような気がします。
それも京都っぽいと思った理由の一つ。
もっとも数日滞在しただけで、それほど多くの人と話した訳でもないので、決めつけは禁物かと思いますが。中にはツンケンした感じの人もいましたし。
いずれにせよ、歴史的にも諸外国に対して開かれた街であったこと、また今でも観光客が多く訪れることから、一般の人も外国人慣れしているという面はあるのかなと思います。
英語の通じる場面も多かったし、おかげで比較的リラックスして過ごすことが出来ました。

あとついでに言うと、モスクワに比べておしゃれな人が多いという印象でした。
モスクワでも美人が多いなとは思ったんですが、みんなお化粧がガッツリ濃いめで、服装もどこか20世紀風だった。
ペテルブルクの女性はメイクはあっさりめで、服装もちゃんと今風でした。
こんなにはっきり流行に差が出るくらい土地柄が違うのかな、と思ったことでした。
ちなみにモスクワ〜ペテルブルク間の距離は600キロ程度。東京から青森くらいの距離だそうです。


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モスクワ滞在中はずっと晴れてたのに、ペテルブルクに着くなり雨だったことが、二つの街の印象の違いを更に際立たせていたような気がします。
雨に濡れた古都の街並は何やら現実離れして美しく、僕は時間も忘れて夜中まで歩き続けました。
傘をさして震えながら撮ってるので写真も若干手ブレ気味ですが、臨場感ということで大目に見て下さい。

これと言って当てもなく気の向くままに彷徨っていただけなので、
思いがけずエルミタージュ美術館正面の広場に出た時には、
突然目の前に広がった幻想的な眺めに、思わず息を呑みました。

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今回はこんなところで。
次回「ペテルブルクのドストエフスキー」へ続く。

ペテ雨42
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