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ロシア旅行記 ラスコーリニコフのペテルブルク その2

ラスコーリニコフの足跡を辿る第二回。
ところでラスコーリニコフとタイプするのが少々めんどくさいので、
今後は愛称のロージャで表記を揃えたいと思います。
こっちの方が可愛らしくて親しみが湧きますよね。

今回はロージャの下宿から、質屋の老婆の家へ向かいます。

老婆を殺して金を奪うことを思いついたロージャは、実行前に何度か老婆の家へ下見に行きます。
その際に目的地までの距離を歩数で測ってみたというくだりは、
ロージャの偏屈で偏執的な性格と、恐ろしい空想を胸に抱えて揺れる気持ちを、シンプルな表現で見事に描き出していて、短い挿話ながら強く印象に残ります。

下宿から老婆宅まできっかり730歩。

本当にその歩数で歩けるのか、現地へ行ったら試してみたくなるのが人情というものです。
勿論僕も実際に歩測に挑戦してみました。
作中の記述(K橋=コクーシキン橋を渡り、ユスーポフ公園の脇を通る)からルートを割り出し、
長身のロージャとの身長差を考慮して、精一杯大股で歩き出しました。


ここから出発。下宿の前の交差点。
ペトロケ44 ペトロケ39
まずはストリャールヌイ通りを南へ。センナヤ広場の方へ戻ります。

100歩。
ペトロケ29

200歩。
ペトロケ30

300歩。
コクーシキン橋を渡ってグリボエードフ運河を越えます。
ペトロケ40

センナヤ広場を横切るサドーヴァヤ通りを右折。
400歩。
ペトロケ31

500歩。
ユスーポフ公園前を通過。右手のリムスキー・コルサコフ通りへ入ります。
ペトロケ32

600歩。
ペトロケ33

700歩まで来ましたが辿り着く気配なし。
ペトロケ34

800歩。まだ着かない。
ペトロケ35

900歩。まだまだ着かない…。
ペトロケ36

1000歩。ようやく直前まで来ました。
ペトロケ37

到着。1021歩。
ペトロケ38

やれやれ…。
ということは……
ロージャの歩幅は僕の精一杯の大股の、約1.4倍という計算になります。
いくら何でもそんなにか?
負け惜しみ言う訳じゃないけど、正直本当かよって思いました。
ドスト先生は実際この道を歩いてみられたんでしょうか?


そんな訳で『謎とき〜』の地図によると、この建物の建っている場所が、

3)金貸しアリョーナの住居
ペテロケ42 ペトロケ41
ということになります。

見た感じの第一印象は、随分小綺麗な建物だなあと……。
意地悪で強欲な、おとぎ話の悪い魔女のような雰囲気で描かれている老婆の住処にしては、随分あか抜けてて、おどろおどろしさも足りないですよね。
周囲の他の建物と比べても心なしかモダンな感じに見えるのは、一階に入っている商店の派手な看板のせいかも知れませんが、
ひょっとしたら劇中より後の時代に建物が建て替わっているのかも知れません。
仮に昔のままだったとしても、前回の記事でも書いた通り、
ドスト先生がこの建物そのものを老婆の家として想定していたのか、あるいは小説と現実ではそもそも全く別物なのか、それとも地図が間違っているのか、
本当のところは分かりません。


中庭への入り口はこんな感じ。随分軒が低いですね。
ペトロケ43

犯行後「門を出て左に折れた」と書かれているので、
ロージャが逃げ帰ったのはこの道かな?
ペテロケ45 ペテロケ46 ペテロケ47




小刻みに区切って次回へ続く。
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