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6年ぶり反省会

前回のWikipediaの件、
日記を更新したら、その日のうちに訂正して頂けました。
どなたか存じませんが、素早い対応有り難うございます。
今後とも長い目で見守って頂ければと思います。

拍手を下さった方も有り難うございます。
まさか女子高生が僕の漫画を読んでくれてるとは思いませんでした。
学校で友だちに宣伝………
は、しにくいわな、この内容じゃ………


来年の話になりますが、
『黒い羊』に続いて『ダンデライオン』全二巻が、オンデマンドで復刊されることになりました。
まだ受注は始まってませんが、始まり次第、ここでご案内させて頂きます。

そんなわけで先日、また訂正箇所のチェックのために、『ダンデ』の単行本二冊を読み返しました。
読み始めて10ページもいかないうちに本を閉じ中断。
恥ずかしさのあまり。
何度も言ってますが、本当に過去作品を読み返すのは照れくさいのです。
殆ど苦痛に感じるくらいです。
特にこの『ダンデライオン』のこっぱずかしさは自分の中ではトップクラスなんで……
意を決して再度本を開くまでに、今回は確か二〜三日くらいインターバルが要りました。

しかし、我慢して読み続けて行くうちに、
自分でも意外な感想が心に湧いて来ました。


実は結構面白いんじゃないか?この漫画。


勿論当時から、つまらない物を適当に描いていたつもりはさらさらなく、
何とかして面白い漫画にしようと努力していたことは言うまでもありません。
ただその努力が上手く実を結ばない、空回りしているということは、自分でもはっきり感じていました。
結果的に打ち切りになり、ああやっぱりダメだったと思い、自分の中で失敗作判定が下って、
それ以来この作品のことはなるべく思い出さないように、記憶にフタをしてこれまで過ごして来たんですが、
あらためて読み返してみると、必ずしもまるっきりダメというわけでもないんじゃないかと。
いろんな部分が上手くかみ合ってないために、出来上がった物は失敗作になってしまったが、
テーマや設定など根本的な部分に目を向ければ、充分面白くなるポテンシャルは備えてるんじゃないかと思えたわけです。


読み返してみての反省点は大まかにこんな感じ。

1)主人公たちの会社の業務内容にリアリティがない。
 これについてはやはり勉強不足だったとしか……
 高校生社長という設定は良かったと思うんですけど。
2)マンガチックなアクションが題材にそぐわない。
 自分が楽しんで描ける物を描くべきだ、その楽しさが読者に伝わるはず、
 と当時は思ってました。
3)絵が下手。
 同じ内容でも、絵柄が違うだけでもっと読める漫画になると思う。

この辺が上手く行ってれば、 多分何倍も面白い漫画になってたんじゃないでしょうか。
まあ上手く行かなかったからこうなってしまったわけですけれども。


この『ダンデライオン』という作品、
『羊』に続く洗脳ネタのサイコアクション漫画なんですが、
実はちょっとした裏テーマがあります。
実を言うとこの漫画、落合版『鉄腕アトム』のつもりで描いていたのです。
続く『鉄人』でも、アトムやトビオやヒゲオヤジを描いてますが、
『ダンデ』の場合はそういうのとはまた違う、もっとバックボーン的な意味合いで言っています。

誰が言ったことかは忘れてしまいましたが、こんな意見があります。
「天馬博士が女だったら、アトムが成長しないからと言ってサーカスに売り飛ばしたりはしなかっただろう。
母親にとっては永遠に子供のままでいてくれる息子こそ理想の息子だから」
勿論世の多くのお母さんにとって、異論のある言説であることは間違いないと思いますが、
死んだ息子の代わりにそっくりなロボットを作るような親なら、そんなことを望んだとしても不自然じゃない気はします。
じゃあ仮に天馬博士がそういうタイプの親だったら、
そしてやっぱりその天馬博士が、結局アトムを捨ててしまうとしたら、
そこにはどんな理由があり得るだろうか。
多分問題になるのはアトムの「こころ」です。

自分の心を上手く表現出来ないユキと奏。
そんな自分の子供を理解出来ないユキの父と奏の母。
二組の親子の背景に、僕はこの「天馬ーアトム問題」を想定していたわけです。
そして、「心とは何か」を知るために、ネットを通じて自分の分身を生み出し続けるダンデライオン・プログラム。
その正体も実はまた………

……どうしよう?
こうやって構想だけ書くと凄い大傑作みたいな気がするぞ?

実際はその部分をじっくり描く前に打ち切りが決まってしまいました。
力不足。その一語に尽きます。

小兵のユキが巨漢の敵と戦う場面なども、アトムをイメージして描いた物です。
本当にこっぱずかしいので、胸を張って見て下さいとも言いづらいですが、
興味を持たれた方は読んでみて下さい。


アトラス

'80年カラー版が大好き。
アトラス………
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