スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | edit | page top↑

こぼれ話(後編)

こぼれ話完結編です。


『罪と罰』過去編に登場した首藤魁という男。
ヒカルのときと同様、作者の思惑以上にキャラが育ってしまった感があります。

キザで皮肉なアウトロー。
女子にモテモテのプレイボーイ。
チャランポランに見えながら、その実仕事ではきわめて有能。
時に気の利いた警句を吐き、危険な香りを漂わせ………

まあ言ったらオトコの憧れですよ。
描いてて楽しいのも当然か。
主役のミロクが完全に喰われてしまう程、
過去編の真の主役と呼んで差し支えないキャラになったと思います。

原作ではスビドリガイロフに当たるキャラですが、
僕が若い頃に出会った何人かの人物をイメージソースとして、
キャラをふくらませる材料にもしています。
その実在の人物たちが僕にとって憧れの対象だったのか、
と言われると必ずしもそうではなく、
まあ実際には反感だったり軽蔑だったり、
そういう真逆の感情と込みだったんですけれども……。
その辺は正にそのまんま、ミロクの首藤への気持ちに重なるところではあります。


で、その首藤を描きながら、ふと思い当たる節があった訳です。

『罪と×(仮)』で僕が描こうと思っていたデプログラマー、
「(元祖)背理」のキャラクター、
首藤とかなり重なる部分があるなあと。

妖しい言辞を弄してミロクの価値観に揺さぶりをかける首藤。
その行為は言うなれば、正にデプログラムそのものです。
そして首藤は「ミロクを地獄巡りへ誘うメフィストフェレス」の役割を、
この過去編で果たし、
そしてまた、いずれ来る再登場の時にも果たすことになるでしょう。
なるといいなあ。なりますように。


つまり「背理」が「曜堂」になる時に、
抑圧され、切り捨てられた影の半身が、
十数年の時を経て、
「首藤」という人物として現れたのではないかと。

『罪と×』の遺伝子は『黒い羊』を経て、
『罪と罰』に受け継がれたと。

全3回の「こぼれ話」で言いたかったのは、要するにこのことだったのです。
ダラダラやって来た割に、結論が簡単すぎてアレだが。

作家として引き出しが少ない、
なんてことは言われなくても分かってるので言わないで下さいね!
長々とお付き合い有り難うございました。


焦がし
原稿焦がした……
火災に注意。




スポンサーサイト
06:11 | 日記 | edit | page top↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。